前回から、男性の不妊治療の一環として、精液検査について記事を書いています。恥ずかしいですが、筆者自身の体験談をできるだけ具体的に告白しています。不妊に悩んでいるあなたやあなたのパートナーに、少しでもお役に立てれば幸いです。
前回の記事は、
- 精液検査を受けるに至ったきっかけ
- 精液検査を受ける産婦人科の選び方・実際に予約した産婦人科
- 精液検査を受けるまでの事前準備
という内容でした。
まだご覧になっていない方はこちらからどうそ。
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目次
精液検査の時間は午前中。その理由とは?
検査当日がやってきました。予約は平日11:30という時間帯です。その時間に採取した精液を容器に入れ、産婦人科の窓口に提出することになっていました。
なぜ、11:30という時間を選んだのか。
記憶ベースなのですが、「午前中に採取する精子は、“フレッシュ”だからな・・・」と勝手に考えたからかもしれません。。。
また、「その後に昼を挟めば、職場に何事もなかったかのように戻れるな」とも考えていたと思います。
でも、1つ重要なことを忘れていました。11:30に精子を提出ということは、精子を採取するのは10:30から11:30までの間、ということです。そんな時間帯に、そんなことするなんてハードルが高過ぎです。
あなたは、仕事がある平日10:30とかに、そんなことが平気でできますか?(;^ω^)
精液検査で提出する精子はどこで採取したのか?
さて問題は、そんな午前中の時間帯に、「どこで精子を採取するのか」ということでした。
仕事場であるオフィスビルの中で採取することは、まず考えられません。(自分のデスクで、じゃないですからね!←んなこたぁ、分かってるよぉ!)
結局選んだ場所は・・・
八重洲中央クリニックの近くにある大型の本屋でした。えっと、正直に告白すると、丸●の日本橋店です。(/ω\)
店内では人がまばらでした。トイレの個室に滑り込み、ズボンを降ろすも・・・なーんの反応もありません。
そりゃそうです。平日の10時過ぎに由緒ある大規模な書店のトイレの個室で「発情する!」っていう方がおかしいです。しかも、自分の欲求を満たすためではなく、精液検査のために精子を採取することが目的です。
でも、検査までの時間は待ってくれません。いろいろ試して頑張った(※)結果、なんとか採取ができました。
※ココはあなたのご想像にお任せしますよ。
おっさん1人だけで産婦人科に乗り込む。頑張ったぞ、オレ!
採取した精子を手に、八重洲中央クリニックの入り口のドアを開けて中に入りました。
ドアをガチャッと開けた瞬間に感じたのは、待合室で待つお腹の大きな妊婦さんたちの冷ややかに(感じる)視線。
彼女たちの目つきは、どことなく「なんであんたみたいなおっさんがこんなとこ(産婦人科)に来てるのよ。このド変態野郎!」と言っているようで・・・いろんなところが縮こまってしまいました。
受付のカウンターには、若いおねーさん達が3人くらい立っていました。そのおねーさんの1人に、採取してまだ間もない精子が入った容器を渡しました。
ただでさえ恥ずかしいのに、この時受付のおねーさんに「(精子は)1時間以内に採取してますよね?」と畳みかけるように訊かれ、筆者は「あっ、は、はい・・・」と答えました。そのやり取りはほんの一瞬でしたが、逃げ出したい気持ちで一杯でした。
産婦人科の待合室で待つおっさんは、針のむしろ状態!?
この時ほど、「時よ早く進め~」と願ったことはありません。産婦人科の待合室で、おっさんが1人、お腹の大きな女性に囲まれて自分の順番をまっているのです。居心地の悪いことこの上なしでした。
もちろん、周りの人たちは筆者のことなど、まるで眼中にないというのが実際でしょうけど、当の本人は完全アウェーで、疑心暗鬼になっていたのでした。
ついに自分の順番が!果たして精液検査の結果はいかに??
ようやく自分の番が回ってきて、診察室に入りました。いよいよ精液検査の結果発表です。
「もし自分の精子が原因だったらどうしよう・・・」と一抹の不安がよぎりました。
医師の開口一番は・・・
長くなりそうなので、次回に続きます。
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