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イギリス総選挙2017の結果予想!地域政党SNPと自民党の議席数は?

2017/06/06

2017年は、欧州における選挙イヤーですね。

3月15日は、オランダで総選挙が行われました。

これは与党が33議席を獲得し勝利する結果となりました。EU離脱を主張し、移民受け入れに反対した自由党(PVV)は、20議席に留まりました。

4月23日と5月7日には、フランスの大統領選挙があります。現在のオランド大統領は5月16日に退任が決まっているため、新しい大統領が誕生することになります。

そして、イギリスでは、英国議会の下院(庶民院)議員を選ぶ総選挙が行わることになりました!

本来この選挙は、2020年5月7日に実施される予定でした。しかし、4月18日にキャメロン首相から交代したメイ首相が、議会の解散を表明。

議会解散について下院での採択を経て、2017年5月3日付での議会解散と、2017年6月8日の総選挙実施が確定したのです。

今回は、イギリスにおける総選挙の行方を追いかけます。

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イギリス総選挙の仕組み

 

まずは“ざっくりと”基本的な事項を押さえましょう。

  • イギリス議会は、上院(貴族院)と下院(庶民院)の両院から構成
  • ただ、上院は世襲貴族と一代貴族の中から任命されるため選挙はなし
  • なので、下院議員だけが総選挙で選出される仕組み
  • 完全な小選挙区制度(=1選挙区に付き1名を選出する選挙制度)
  • 議員の任期は5年
  • 下院(庶民院)の定数は650議席
  • 保守党と労働党が英国下院議会における二大政党
  • スコットランド国民党(SNP)は、グレートブリテン島北部と周囲の島々で構成されるスコットランドの地域政党(=国の一部の区域で活動する政党を指すコトバ)
  • 日本で言うところの、大阪維新の会とか(北海道の)新党大地みたいなイメージですかね・・・・

 

イギリス総選挙(2015年)の選挙結果

前回2015年のイギリス総選挙の結果を振り返ってみましょう。

以下は、主な政党の獲得議席数をまとめです。

 獲得議席数 保守党 労働党 スコットランド国民党(SNP) 自由民主党 イギリス独立党
党首 デーヴィッド・キャメロン エド・ミリバンド ニコラ・スタージョン ニック・クレッグ ナイジェル・ファラージ
2010年 306 258 6 56 0
2015年 331 232 56 8 1
2010→2015年増減 25 -26 50 -48 1

 

  • 2015年の総選挙において、保守党は単独過半数の議席獲得
  • スコットランド国民党(SNP)も50議席増の大躍進
  • 保守党と連立政権を組んでいた自由民主党は50議席近く減らして惨敗
  • EUからの離脱を掲げるイギリス独立党は1議席のみ
  • ただし、得票率は12.6%と保守党・労働党に次ぐ3位

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EU離脱の国民投票の論点と結果は?

 

2016年6月23日にイギリスで国民投票が行われました。
EUに「残留」するのか、「離脱」するのか、が焦点でしたね。

残留派と離脱派で意見が激しく対立していたのは、以下の3つの分野です。

  • 移民
  • 経済
  • 安全保障・外交

この結果は、

残留 48.11%
離脱 51.89%

となり、EUからの離脱派が勝利しました。

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イギリス総選挙(2017年)の注目ポイント!

2016年の国民投票の後、キャメロン氏から首相を引き継いだ保守党のメイ首相は、EU離脱へ加速するために国民の信任を得ることで、今後の離脱交渉を有利に進めたいという思惑があると見られています。

難しいのは、単純に例えば、保守党だから離脱派、労働党だから残留派という訳ではないということです。

現に保守党の前党首で前首相であったキャメロン氏は、EU残留派でした。

一方で、同じ保守党でもジョンソン議員やキャメロン政権のゴーブ司法相は離脱派でした。

2016年6月の国民投票でEUからの離脱を選択したイギリスですが、そこから1年程経ちました。離脱派が描いていたような明るい未来は実現しそうでしょうか。

EU離脱派が大勝し、流れを一気に加速させるのか、EUとの今後の関係など考慮してやっぱりEU残留が賢明と考え、残留派の議席が伸びるのか、これが最大のポイントではないか、と筆者は考えます。

 

スコットランド国民党(SNP)と自民党の議席数はどうなる?

イギリス議会選挙でスコットランド選挙区に割り振られる議席数は、59議席です。

2015年の総選挙では、この59議席のうち、地域政党であるスコットランド国民党(SNP)が獲得したのは大半の56議席!

もし、2015年と同様に大半の議席を獲得すれば、保守党や労働党に次ぐ第三の政党として議会での存在感が増します。

議席を多数確保する基盤は強固になりつつあると、筆者は見ます。
というのも、SNPの党員数は増加し続けているからです。

2004年     9,450名
2008年   15,097名
2010年   16,232名
2015年 115,000名

SNPが掲げるスコットランドの独立の気運が高まることも予想されますよね。

一方、自民党(自由民主党)の結果も気になります。

前回2015年の総選挙では、地盤であったスコットランドの選挙区で、議席のほとんどをSNPに奪われ8議席まで減ってしまいました。

自民党は、もともと政策的には労働党とものと近いのです。

しかし、2010年の総選挙で保守党も労働党も過半数の議席を獲得できない状態となったため、保守党と組み連立政権となりました。

ちなみに、1つの政党が過半数の議席を獲得できていない議会のことを、「ハング・パーラメント」(宙ぶらりん議会)というそうです。英語で書くとhung parliament。

しかし、2015年の総選挙で保守党が単独過半数を獲得したことで、自民党は(用済みとなり)連立から離脱します。自民党自身も、地域政党のスコットランド国民党(SNP)に議席を大幅に奪われ8議席に転落しました。

近年、自民党への支持離れが起きているようです。これは、もともと自民党は「大学授業料無料化」を掲げていましたが、保守党との連立政権下で、授業料の値上げに合意したことがきっかけとのこと。

「どの口が言うとんねん!!」(何故か大阪弁・・・w)
みたいに総ツッコミが入ったのでしょう。

まぁ議席の回復は、期待できなそうですね。

 

まとめ

 

今回は、2017年6月8日に実施されるイギリス総選挙について取り上げました。

筆者自身は、これまで金融・経済の分野を主に追いかけていて、あまり政治のことをウォッチしていませんでした。

でも、整理してみると、結構繋がりが見えてくるものですね。

素人目線でシンプルにわかりやすくあなたに情報をお届けすることを心がけました。

お役に立てたら幸いです

ではまた。

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