選挙

イギリス総選挙で保守党敗北なら為替や株の動向は?EU離脱の影響も

イギリス総選挙の行方はわからなくなってきました。

2017年4月18日、イギリスのメイ首相は、2020年に予定されていた総選挙を前倒しして2017年6月8日に行うことを表明しました。

前倒しで総選挙の実施に至った理由は、国民の支持を得て議席を伸ばし、EU離脱を成功に導く強力な政権を作るため、というものでした。

その時点では、与党保守党が圧勝と考えられていました。

ところが、どうもその雲行きが怪しくなってきたのです。

なぜならば、5月31日に行われた世論調査では、メイ首相率いる与党保守党とコービン党首率いる最大野党労働党との支持率の差が、急速に縮小しているからです。

現在650の議席の内、現在与党保守党の議席数は330と過半数を超えています。

もし、保守党の議席が過半数割れをして敗北した場合は、為替や株価の動向はどうなるのでしょうか。

また、2016年7月の国民投票でEU離脱を決めたイギリスですが、そこには影響はないのでしょうか。

遠い国の話ですが、気になったので調べてみました。

日本の有名人のスキャンダルやローカルな情報もいいですが、地球の裏側での出来事が、あなたに影響を及ぼすことも少なからずあるかなと・・・(;^_^A

わかったことをシェアしますね。

※イギリス総選挙の仕組みや前回の総選挙における政党別の獲得議席数などは、以下の記事をご参照ください。

イギリス総選挙2017の結果予想!地域政党SNPと自民党の議席数は?

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最新の世論調査による保守党や労働党の支持率は?

5月31日に英タイムズが発表した調査会社ユーガブの世論調査で、各党の支持率は以下の通りです。

  • 保守党 42%(-1%)
  • 労働党 39%(+3%)
  • 自由民主党 7%
  • 独立党(UKIP)4%

メイ首相が率いる与党保守党がのリードが3%ポイントに縮小しています。

Conというのは保守党のこと
Labというのは労働党のこと
ですね。

出典:http://www.bbc.com/news/election-2017-39856354?ocid=socialflow_twitter&ns_mchannel=social&ns_campaign=bbcnews&ns_source=twitter

 

与党保守党と最大野党労働党の支持率の差が縮小した理由は?

2大政党の支持率の差が縮小した理由は、「最大野党の労働党が支持率を伸ばしたから」というというよりも、「与党保守党が支持率を落としたから」というものですね。

メイ首相(保守党党首)の政策

きっかけは、保守党がマニフェストに「認知症税」と呼ばれる高齢者ケア案を盛り込んだことです。

これは、ざっくり言うと、

  • 高齢者のケアは、高齢者とその家族の資産と労力を投じて行ってね
  • 国は財政厳しいので支出しないよ

という緊縮財政の政策です。

しかし例えば、認知症の親と同居してフルタイムで介護している人は、親が亡くなってしまうと(親が所有していた)家が取り上げられてしまうということになります。

こうした有権者からの批判を受け、結局メイ首相は「認知症税」案を取り下げるに至ります。

メイ首相は、「金持ち優遇で、緊縮財政により庶民への支出を絞る」というのが、基本的な考えのようです。

また、テレビでのインタビューにおいて、メイ首相の主張は、一貫しておらず矛盾していることが印象付けられてしまいました。

コービン党首(労働党)の政策

一方、労働党のコービン党首は、「反緊縮」という主張が一貫しているという印象を持たれているようです。

コービンの主張とは、例えば以下のようなものです。

  • NHS(国民保険サービス)への大規模支出
  • 大学授業料の再無料化
  • 学校・警察・福祉など削減されてきた公共サービスの復興
  • 鉄道、郵便などの再国営化

さらに、先日ロンドンで起きたテロを受け、

「こんなときに警察の人員を削減している場合か」
(メイ首相は、緊縮財政で警察の人員削減を主張)

という発言が、不安が広がっている中で、受け入れられているようです。

こういったこともあり、保守党の支持率は下落、労働党の支持率は上昇という傾向になっています。

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保守党が過半数割れした場合の為替や株の動向は?

既に与党保守党は単独で議会の過半数を占めることはできず、過半数割れする可能性があります。

この場合、為替や株の動向はどうなるのでしょうか。

為替は、端的に状況を表しています。

4月18日に議会解散で総選挙の実施が発表された直後は、与党保守党が圧勝し政権が安定すると考えられていたため、為替はポンド高(円安)に触れました。

ところが、5月に入ってから上記で述べたようなことが重なり保守党の支持率は下落。

安定政権への暗雲が立ち込めている現在では、ポンド安(円高)に触れています。

■ポンド円相場の動向

もし、保守党が過半数割れすれば、安定政権を構築することができなくなるわけですから、ポンドは一時的にはさらに売り込まれる展開(円高ポンド安)になりそうです。

一方株価の方は、底堅い地合となっています。先日起きたテロの影響も限定的なようです。

こちらは経済のファンダメンタルズがしっかりしているのか、大きく崩れることはないかもしれません。

出典:https://stocks.finance.yahoo.co.jp/stocks/chart/?code=^FTSE&ct=z&t=6m&q=c&l=off&z=m&p=m65,m130&a=

 

 

EU離脱交渉はどうなる?

2016年6月23日に行われたEU離脱の是非を問う国民投票が行われました。

結果はご存知の通り、EU離脱に決まりました。

テリーザ・メイ内相(当時)は、キャメロン首相の後任として首相に就任し、「EU離脱を成功裏に進めたい」と述べ、ブレグジット(EU離脱)を進めることを表明しています。

では、もし保守党が過半数割れしして、最大野党の労働党が躍進したらどうなるのでしょうか。

もちろん保守党が選挙で敗北しても、「EU離脱自体をやめる」とうことはありません。

保守党と労働党で、違うのはEU離脱の方法です。

  • 与党保守党のメイ首相は、強硬にEU離脱を進める『ハード・ブレグジット』
  • 野党労働党のコービン党首は、穏健にEU離脱を進める『ソフト・ブレグジット』

を主張しています。

ハード・ブレグジットは、EU域内へのモノの行き来、(市場へのアクセス)が制限されても、移民の流入を防ぐ方法です。

ハード・ブレグジットとなると、移民の流入は防げますが、EUへの輸出の際には高い関税が課されてしまうことになります。

ソフト・ブレグジットは、その逆にEUからは離脱するものの、経済的に影響のない方法です。

まぁどちらがとなっても、相手(EU)との交渉が必要になりますね。

もし、あなたがイギリスで選挙権を持っていたらどっちがいいですか?

筆者なら、ソフト・グレグジットを選びますかね。

何故ならば、関税が課されない方がイギリスの経済発展には寄与すると思うので。

もちろん、それと引き換えに移民の流入問題が懸念されます。

ただ、「移民を受け入れる」ということを実際に経験したことがないので、それがどういうことなのか肌感覚で理解できていないだけかもしれませんが。。。汗

 

まとめ

今回は、イギリス総選挙で当初優性だとみられていた保守党が過半数割れしてしまった場合の可能性について考えてみました。

結果がどうなるのか注目していきたいと思います。

なお、投票は、現地時間で6月8日7:00-22:00に行われます。
(日本時間では、6月8日16:00-6月9日07:00です。)

開票は、現地時間の6月9日02:00から始まります。

開票結果は、日本時間6月9日の午後には判明することが見込まれます。

ではまた。

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