ドラマ・映画

サザエさんと(スポンサー企業)東芝の“最終回”の現実味

2017/07/24

あなたは、日曜日の夕方、サザエさんって見ていますか?

筆者は皆目、見ていません。

「面白いのか?」と問われれば、「そんなことはない」と答えてしまいそうです。

「ためになるのか?」と問われれば、それもまた「そんなことはない」と答えてしまうでしょう。

もしかしたら、あなたは毎週日曜の午後6時30分から7時まで、サザエさんを見ながら日曜日の夕飯を食べるのを習慣としているかもしれませんね。

ただ、今となっては、サザエさんに描かれている世界観、すなわち、

  • ご近所との濃いめのつき合い
  • 空き地での野球
  • 三河屋のような御用聞きの存在

といったことは、もはや古き良き時代の“ファンタジー”なんじゃないか・・・と思うのです。

で、突然ですがあなたに質問です。

サザエさんが、番組の冒頭に「東芝の提供でお送りします!」
って言っているのを聞いたことありますか?

「はい!」と答えたあなたは・・・
たぶん30歳以上(笑)

この頭の片隅に残るこのセリフをひも解いてみると、
「日本の家電メーカー、もうダメか・・」
ということが分かってくるんです。

今回は、国民的テレビアニメ「サザエさん」とそのスポンサー企業東芝の最終会の現実味の現実味について考えてみました。

 

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サザエさんに刷り込まれる、明るい「白物家電のある」家庭像とは

「東芝の提供でお送りします!」

このセリフの意味するところは、サザエさんのスポンサーは東芝1社だけだったということです。

かつて40%近くまであった視聴率は、今や10%程度。

(といっても、イマドキの視聴率を考えたら、凄いんですけどね。)

毎週日曜夕方6時30分から、ゴールデンタイムに近い時間帯の高視聴率番組ということで、スポンサー料は相当な金額だったはずです。

真偽は不明ですが、毎週4,000万円がスポンサー料だった、という試算もあります。
(10万円の冷蔵庫、400台分!)

つまり、東芝がサザエさんの単独スポンサーだった時代は、東芝には、(さらに言えば、日本の白物家電メーカーには)凄く勢いがあった時代、と言い換えることもできます。

1969年に放送開始されたサザエさん。東芝が単独スポンサーだったのは、1998年10月までです。

番組冒頭で「東芝の提供でお送りします!」と言っていたのがまさにこの期間なんです。

その後は複数のスポンサーになったので、冒頭のセリフは「ご覧のスポンサーの提供でお送りします」となりました。

サザエさんは、ご存知の通り、一般家庭の生活を描いています。

そこには、さりげなく洗濯機、電子レンジ、炊飯器、蛍光灯などの白物家電が登場します。

日曜の夕方、家族でサザエさんを見たお父さん、お母さんが、「我が家もいつかサザエさんのように、電子レンジのある生活をするんだ・・!」と決意を新たにする…

かどうか知りませんが、とにかく、白物家電メーカーである東芝にとって、まさに顧客となる層が、サザエさんの視聴者と一致していたんです。

サザエさんを見て、なんとなく「ごく普通の暮らし、明るい家庭っていいなあ」というイメージを刷り込まれたところに、洗濯機のCMなんか流れると、効果は大きかったことでしょう。

が、バブル崩壊以降、東芝はかつての勢いをすっかり失ってしまいました。

その結果が、1998年のサザエさんのスポンサーの複数化。

そして、時は流れ2015年。

「ついに東芝は、サザエさんのスポンサーを降りるのでは?」
という噂が立ちました。

その背景には、東芝の不正会計問題があります。


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現代のサザエさんの家電は中国製?

東芝の不正会計問題。

これは、ざっくり言ってしまうと、
「会社の利益を水増しして決算発表を行い、株主などの投資家をダマした」
というものです。

余談ながら・・・

東芝の不正会計は、“不適切”会計などとマスコミには書かれたりもします。

でも、要は“粉飾決算”ってことです。やっている行為は同様の不正でも、例えば、かつてのホリエモンのライブドアなどの“新興企業”がやると“粉飾”決算(会計)となります。

その一方で、“日本企業の象徴的存在”である東芝がやると“不適切”会計ってなるんです。

なんでもモノは言い様ですねw。

一連の騒動は、「東芝ショック」とも言われ、東芝は一時「上場廃止」も囁かれました。

こうした状況にあって、東芝がサザエさんのスポンサーを降りるという噂がたったのですが、結局、東芝はスポンサーを継続しました。

2016年3月、東芝の室町社長は、サザエさんについて「東芝のイメージ戦略もある。」と番組の継続を表明しました。

そして2016年6月、不正会計問題により経営悪化をたどる東芝は、かつて事業の中心だった白物家電事業を、中国の美的集団に売却しました。

まさか東芝の白物家電事業が、中国に買収される日が来るとは!

「ものづくり大国ニッポン」なんて言われますが、ものづくりの技術はどんどん日本から失われていきます。

パイオニアやシャープもそうですが、日本の家電メーカーの衰退のニュースばかり目につきます。

別に中国だからダメというわけではありません。

ただ、「日本の技術は世界一だ!」と胸を張れた時代はもう終わってしまったのですね。

そのうち、
「この家電、メイドインジャパンなんだけど…」
「えー?すぐ壊れるんじゃね?やっぱメイドインチャイナじゃないと。」
なんてことになるんでしょうか。

そんな不安に襲われたときには、日曜の夕方6時30分にフジテレビを見てみましょう。

6時からのちびまる子ちゃんとセットで見る人も多いかもしれません。

そして、サザエさんのエンディングテーマ曲は、日曜の終わりの代名詞。

また月曜日から長い一週間が始まるということで、

ブルーな気分になる「サザエさん症候群」に陥る人もいます。

あいかわらずの、

  • サザエさんの髪型
  • カツオの減らず口
  • タラちゃんの、絶対に3歳じゃないだろうという利口っぷり

が見られるでしょう。

「時代が過ぎても変わらないもの」を体感できますよ!
(幻想だとしても…)

ではまた。

http://www.fujitv.co.jp/sazaesan/

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