不祥事

日産自動車のリコール(完成検査不備)の対象車種!代車費用の補償は?

2017/10/06

日産自動車の不祥事が発覚しました。

本来検査する資格がない従業員が、完成車の検査を行って車を出荷していた、というもの。

完成検査の体制そのものに不備があったのです。

既にユーザーに渡った日産車が100万台規模でリコール対象になる可能性があります。

※38車種116万台がリコール対象となると発表がありました。(10月6日)
下記の詳細ご参照。

完成検査不備の対象は、21車種とのことですが、具体的にどの車種が対象になるのか気になったので、調べてみることにしました。

あなたが乗っている日産車は大丈夫ですか?

もし再検査となりディーラーに車を持ち込んだ場合は、代車などが必要になることが予想されます。

その場合、費用は補償されるのでしょうか。

その点も気になったので調べてみることにしました。

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完成検査不備の問題とは?

自動車メーカーは、工場で生産した車の「完成検査」を行うことになっています。

本来は国が行う検査なのですが、自動車メーカーが代行しています。

検査する人は誰でもいいというわけではなく、社内で認定された「完成検査員」が行うことになっています。

日産自動車の場合、約300人の完成検査員がいます。

それに加えて、完成検査員をサポートする補助検査員が約20人います。

今回の日産自動車の不祥事は、補助検査員が「完成検査」を行っていたことにあります。

あくまで「補助」なので、本来は完成検査員の業務のすべてを行うことができない、でも実際はやっちゃってた!ということですね。

 

完成検査不備の対象台数は?

新車登録前の6万台・・・検査のやり直し
ユーザーに渡った100万台規模・・・(再)検査対象の可能性

と報道されています。

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問題発覚のきっかけは?

9月18日に、国土交通省が日産車体湘南工場(神奈川県平塚市)に抜き打ちで立ち入り検査して発覚しました。

なお、発覚したとき、現場は原則に違反しているとの認識がなかった、とも報じられています。

 

リコールの対象車種は?

※10月6日更新

リコール対象の可能性のある38車種は以下の通りです。

今回の不祥事を起こしたのは、日産自動車ですが、

  • いすゞ自動車
  • スズキ
  • マツダ
  • 三菱自動車

にOEM(相手先ブランドによる生産)供給していたので、その分の10車種も含まれています。

日産 ノート
  セレナ
  シルフィ
  NV350キャラバン
  パラメディック
  エルグランド
  ジューク
  アトラス
  NV200バネット
  NV200
  GT-R
  エクストレイル
  スカイライン
  シビリアン
  ウイングロード
  NV150AD
  AD
  ADエキスパート
  ムラーノ
  ティアナ
  シーマ
  キューブ
  フェアレディZ
  リーフ
  マーチ
  ラティオ
  e-NV200
いすゞ コモ
  エルフ
スズキ ランディ
マツダ ファミリアバン
三菱 デリカバン
  デリカ D:3
  ランサーカーゴ
  プラウディア
  ディグニティ
  キャンター

対象は2014年1月6日~17年9月19日製造のものです。

更に詳細な、型式・車台番号・製造期間・対象台数をご覧頂く場合は、こちらをどうぞ。

日産車(28車種):http://www.nissan.co.jp/RECALL/DATA/report4126.html

 

なお、日産自動車では、リコール費用として250億円程度を想定しているとのこと。

株価に影響を受けそうですね。

 

問題の工場はどこ?

国内の車両組立の6工場とのこと。

  1. 追浜工場(神奈川県)
  2. 栃木工場(栃木県)
  3. 日産九州(福岡県)
  4. 日産車体(神奈川県)
  5. オートワークス京都(京都府)
  6. 日産車体九州(福岡県)

再検査期間中の代車費用の補償は?

リコールになって、再検査のためにディーラーに車を持ち込んだ場合、すぐ検査に取り掛かれない場合もあるでしょう。

また、部品交換などのために1週間とか日数を要するでしょう。

その場合、検査期間中に代車を使いたい、と申し入れたらどうなるのでしょうか?

代車費用は補償してもらえるのでしょうか。

筆者が調べてみた結果、代車費用の補償をしてもらうことは不可能という結論に至りました。

確かに、リコールの期間中は、車の使用者は大変不便な生活になります。

その原因を作ったのは、自動車メーカーなのだから「代車費用を補償しなさいよー(怒)」という気持ちになるのはごもっともです。

ただ、リコールの制度は、事故発生前に判明した不備を「無料で回収・修理」するものです。

つまり、不備によって事故が起こって損害が発生しているわけではないので、製造物責任法(PL法)を適用して、損害賠償請求ができるわけではないのです。

また、100万台規模で起きたリコールについて、個々の事情を勘案して一台一台損害額の決定をするのは事実上無理です。

ということを考えると、車の所有者からすれば全然納得感がないですが、自動車メーカーに費用負担を求めることはできない、という結論になります。

 

もっとも、例えばあなたが毎年新車を買い替えるような上得意なユーザーであれば、自動車ディーラーが「代車は特別にサービスしときますね~」ってことはあるかもしれません。^^;

 

まとめ

今回は、日産の不祥事について取り上げました。

現場レベルの人の気持ちは、「補助の人でもちゃんと検査したんだから、別にいいじゃん」「そんな細かいこと・・・はぁ」「やっちゃえ、ニッサンじゃないのかよぉぉぉ~」みたいな気持ちでいる人も多数いると想像します。

確かに、筆者の個人的な実感として、最近の世の中は、「コンプラ」「内部統制」などが叫ばれ、詳細な規則やルール、そして決裁者が増え、かなりガチガチになってきている印象があります。

誰もが保守的・保身になり、箸の上げ下げのようなことまでルール化しようとしている印象です。

今回の日産の件を擁護する気持ちはありませんが、ガチガチ過ぎるのではなく、なんとかバランスの取れた世の中にしたいな、とぼんやり考えました。

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