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2017年朝ドラ「ひよっこ」のネタバレとブレイク必至の理由

2017/04/03

2017年春のNHK朝の連続テレビ小説(朝ドラ)「ひよっこ」は、茨城県の北西部にある山あいの村・奥茨城村で育った17歳の少女、谷田部みね子の成長物語です。

iSee-Labでは、日本中がこの物語「ひよっこ」のヒロインに共感し、2017年にかなりブレイクすると予想します。

その理由の一つにはもちろん、この物語のヒロイン有村架純だからということもあります。

でも、実はもっと大きな理由があります。
それは、この物語がある法則にもとづいているからです。

この法則をちょっと理解しておけば、朝ドラ「ひよっこ」だけでなく、他の映画・ドラマ・漫画の視点が変わり、楽しみ方が倍増しますよ。

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あなたの心を掴む「神話の法則」が持つチカラ

ある法則とは、「神話の法則」というものです。

あなたが既にご存知の物語、例えばET・スターウォーズ・オズの魔法使い・ワンピースといった名作は、全て「神話の法則」にもとづいています。

この「神話の法則」には、人の心を掴む強力なパワーを持っています。

「神話の法則」が組み込まれた物語は、相手が気付かないうちに、価値観を刷り込むことができてしまいます。これは、“高度な洗脳手法”とも言えます。

「神話の法則」の構成とは

物語に登場する主人公(ヒーローorヒロイン)の成長を描いた物語は、英雄物語(ヒーローズ・ジャーニー)と言われます。物語の中で主人公は、迷ったり悩んだりしながらも、一つの目標・目的を達成するというものです。あなたも大好きですよね。

この場合の「神話の法則」は、以下の3幕構成となっています。

  1. 「セパレーション」(分離・旅立ち)
  2. 「イニシエーション」(通過儀礼)
  3. 「リターン」(帰還)

3幕構成は、更に細かく12のステージに分類されます。

 

1.「セパレーション」(分離・旅立ち)

  • 日常の世界
  • 冒険の誘い
  • 冒険への拒絶
  • 賢者との出会い
  • 第一関門突破

2.「イニシエーション」(通過儀礼)

  • 試練・仲間・敵対者
  • 最も危険な場所への接近
  • 最大の試練
  • 報酬

3.「リターン」(帰還)

  • 帰路
  • 復活
  • 宝を持って帰還

詳細な12のステージはともかく、シンプルに3幕構成で考えると、ヒーローズ・ジャーニーで、主人公は

  1. 日常世界から危険を冒してまでも、人為の遠く及ばぬ別世界の領域に出掛ける
  2. その出掛けた領域で超人的な力に遭遇し、様々な試練を乗り越え、最後は決定的な勝利を収める
  3. 英雄は彼に従う者たちに恩恵を授ける力を得て、この不思議な冒険から帰還する

こんなふうに物語は展開していきます。

不思議とこのシンプルな構成が、人の心を動かし、巻き込む力になるんです。

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「神話の法則」を朝ドラ「ひよっこ」故郷編に当てはめたら

朝ドラ「ひよっこ」は、忠実に「神話の法則」に沿って描かれていることが分かります。

ネタバレとなりますが、NHKドラマトピックスから確認してみましょう。

大家族の農家に生まれ、おっとり、のんびりした少女に育ったヒロイン。とくに大きな夢もなく、高校を卒業したら畑仕事を手伝って、いつかお嫁さんにと思っていました。
出典:NHKドラマトピックス

物語は、有村架純が演じるヒロイン谷田部みね子の日常の世界から始まります。

ところが、高校3年の冬、彼女の人生は突然動き始めます。東京に出稼ぎに行った父が行方不明になってしまったのです。ヒロインは、父の分も働くために上京することを決意。自分の殻をひとつ破って『幸せな家族を取り戻す大冒険』に乗り出します。
出典:同上

間もなくヒロインみね子に平凡な日常の生活を一変させるイベントが起こります。12のステージの内の「冒険の誘い」ですね。

また、物語の中では、東京に出ることについて、ヒロイン自身のためらいや周囲の人からの反対(「冒険への拒絶」)も盛り込まれているはずです。

そんな中、東京行きを迷っているヒロインの背中を押してくれる「賢者との出会い」もきっとあることでしょう。

茨城の村の生活という当たり前の日常の世界から分離し東京へと旅立つ過程では、ちょっとした事件もあるはずです。でもヒロインはそれを克服し、無事に東京にたどり着きます。これが「第一関門突破」のステージですね。

ここまでが、3幕の内の第一幕「セパレーション」(分離・旅立ち)です。

東京生活をスタートさせてからが第二幕「イニシエーション」(通過儀礼)です。

集団就職で上京したヒロインは、町工場で働きます。都会での生活や慣れない仕事にクタクタになりますが、同じ“金の卵”の仲間たちとともに乗り越え、やがて『働く喜び』も知っていきます。しかし、ようやく仕事にも慣れたころ、会社が倒産。ヒロインは東京の大海原に放り出されますが、「やってみなきゃ分からない」と自分を鼓舞し新しい世界へと飛び込んでいくのです。
出典:同上

東京生活での様々な試練に対し、負けることなく挑戦(奮闘)します。それを通じて、ヒロインは人間として成長していきます。

朝ドラ「ひよっこ」には「卵を割らなければ、オムレツは作れない」という企画意図が込められています。これは、「新しいことを始めるには勇気がいる」「やってみなきゃ分からない」という意味のフランスのことわざなのですね。

行くあてのないヒロインを拾ってくれたのは、かつて父も訪ねたことのある洋食屋でした。洋食屋の人々は、人使いは荒いが温かく、家族のような存在になっていきます。一緒に上京した幼なじみとの絆。東京で見つけた仲間たちとの友情。家族との深い愛情。そして、うれしくて切ない恋。数々の出会いと別れを生きる力に変えて、『ひよっこ』だったヒロインは、やがて大空へと羽ばたきます。
出典:同上

試練を乗り越えていく過程では、仲間との出会いや別れもあります。たっぷりの笑いと涙が溢れた人間ドラマを通じて、人々の心も掴んでいくのでしょう。

以上が第二幕「イニシエーション」(通過儀礼)の中の、「試練・仲間・敵対者」のステージです。

故郷編は、「ひよっこ」の最初のパートですから、これ以降のステージと第三幕「リターン」(帰還)は、それ以降の編で描かれて行きますね。

ここまでどうでしょうか。

あなたも朝ドラ「ひよっこ」が「神話の法則」に従って、描かれていると思いませんか。

なお、「神話の法則」自体は、ジョセフ・キャンベルという人の『千の顔をもつ英雄』の神話研究を元に、クリストファー・ボグラーが、神話の構造を映画脚本に応用し体系化させた内容を記した本です。

「神話の法則」は脚本家の中では、バイブル的な存在になっているようです。

「ひよっこ」のネタバレとなりましたが、あなたの連ドラを観る楽しみが増えてくれたら嬉しいです。

ではまた。

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