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伊勢丹松戸店は市が賃料負担で存続?フロアマップと施設移転計画を分析

2017/09/06

伊勢丹松戸店の閉店(撤退)は、向こう10年間は回避されそうです。

伊勢丹松戸店の存続のための方法と想定されている効果をまとめてみると、おおよそこんな感じです。

  • 方法
    -松戸市が伊勢丹松戸店の4階部分を賃借する
    -借りたフロアには、松戸市の施設を移転させる
  • 伊勢丹松戸店にとっての効果
    -建物所有者に支払う賃料負担が軽減できる
    -公共施設を入れる(“デパなか公共施設”)ことで集客効果が期待できる
  • 松戸市にとっての効果
    -市のシンボル的な存在である伊勢丹松戸店の撤退不安がなくなる(約10年間は)
    -移設する市施設との相乗効果で、松戸駅前の活性化も期待できる

ただ、留意しておくポイントが一つあります。

それは、松戸市が伊勢丹松戸店の店舗の一部を借りる賃料の財源は税金だということ。

税金を財源とする資金を投じて市民が納得感のある効果があれば、誰からも文句は言われないでしょう。

しかし、もしこの計画実行が

  • 一部の人の利権存続が目的
  • (単にシンボルを守りたい)センチメンタルな理由

であれば、見過ごすわけにはいきませんよね。

なので、この施設移転計画(財源)について、ちょっと気になったので調べてみることにしました。

 

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松戸市と伊勢丹松戸店との合意内容は?

 

8月22日に松戸市と三越伊勢丹ホールディングス(HD)とが合意した内容は以下の通りです。

  • 松戸市は、伊勢丹松戸店の本館(地上11階地下1階)のうち、4階部分の約6割に当たる約1,700㎡を賃借
    (同HDが現在、所有者に支払っている賃料を、松戸市が事実上肩代わりするカタチ)
  • 年間賃料は、約2億円(含む駐車場負担金)
  • 期間は、2018年10月から9年9か月間(2018年6月末まで)
  • 松戸市が拠出する総額は、21億600万円
  • 締結予定の契約書には「途中解約不可」の条項が入る模様
    (伊勢丹松戸市が期の途中で撤退されてしまうリスクをヘッジ(?))

 

4階のフロアマップと移転予定の市の3施設は?

出典:http://isetan.mistore.jp/store/matsudo/floor/4f/index.html

現在の伊勢丹松戸店の4階フロアは上記の通りで、婦人服やアクセサリー類を販売しているフロアとなっています。

  • 左側が本館
  • 右側が新館

となっており、松戸市が賃貸するのは、本館側の約1,700㎡です。

イメージは、赤い線で括られた部分になるでしょうか。

ここに、移転してくるの市の施設は、以下の3つです。

  1. 「まつど市民活動サポートセンター」・・・既存施設が老朽化しているため
  2. 「市文化ホール別館」・・・公民館講座の拡大を図るため
  3. 「旅券事務所」・・・県から移管される見通しの旅券事務を行うため

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計画の実施による効果試算を分析!

そもそも、フロアの賃借の話は、伊勢丹側、松戸市側のどちらから来たのでしょうか。

報道では、2016年秋ごろに伊勢丹側から松戸市にフロア賃貸の話があり、2017年7月に合意したとのこと。

計画の実施による効果試算をまとめてみました。

 

●隣接する松戸ビルヂング内の市文化ホールと連絡通路でつながっているため、相乗効果でにぎわいが創出できる(らしい)
(フロアマップの黄色の網掛け部分ご参照)

●松戸駅西口周辺の人の行き来が年間10万人~13万人以上増加するとの試算(らしい)

2016年度のサポートセンターの利用者実績が約5万6千人、市のパスポート申請・受領者が計約3万人、これに市文化ホール別館の利用者を加える・・・

●増加する10万人以上の人が、施設利用の流れで中心街や伊勢丹松戸店で買い物をすることで、街の活性化に結びつく(らしい)

 

・・・筆者が気になったのは、増加する人の数です。

報道からの情報だけですが、本当に10万人以上も増えるでしょうか??

サポートセンターの利用者数5.6万人、パスポート関連の利用者数3万人の実績を増加人数の根拠(?)としてあげていました。(上記下線部)

この合計で8.6万人ですよね。

少なくとも10万人到達するためには、市文化ホール別館の利用者数が必要です。

ただ、1.4万人(10万人-8.6万人)もの利用実績があったのですかね・・・?

むかーし、筆者が行ったことがある感覚では、市の文化ホールって常にガラガラで、1.4万人もの利用者がいるイメージはありません。

 

また、パスポート関連の利用者数の実績3万人をそのまま将来数字として使えないと思います。

なぜなら、パスポート関連の業務は、松戸市以外に近隣の流山市や我孫子市でもできるようになっているからです。

近隣市でもこの業務ができるようになれば、当然に利用者は分散しますよね。

そうなると、これまでの実績の3万人とそのまま読ない人数と考えるのが自然な気がします。

なんか、この試算が甘い気がしませんかーーー。

 

計画実施までの流れは?

千葉県内では、今年に入って三越千葉店の撤退し、来年には西武船橋店も閉鎖が予定されています。

松戸市は「デパなか公共施設」による地域活性化の戦略で、功を奏することができるか注目ですね。

この計画を実施するまでの流れは以下のようになるでしょうか。

  • 8月29日からの定例市議会に提出される一般会計補正予算案にこの計画を盛り込む
  • 市議会での可決を持って伊勢丹側と契約を締結
  • 2018年4月から、3施設の整備に着手
  • 2019年4月から、利用開始

 

まとめ

伊勢丹松戸店は、業績不振であり打ち手が限られるので、てっきり撤退するものと筆者は考えてました。

伊勢丹松戸の閉店予定はいつ?セール日程と跡地予想!無料駐車場も!

しかし、地元商店街は市に対し、存続を求める要望書を提出するなどの動きがあり、それに呼応してか、今回のような策が生まれてきたのですかね。

 

このニュースは、地元の問題としてよくウォッチしていきたいと思います。

 

ではまた。

 

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