iSee-Lab

なるほど!わかった!やってみよう!

ドラマ・映画

広瀬すず主演映画チア☆ダンは、チアダンス版のスクールウォーズ!?

2017/03/04

 


出典:2017映画「チア☆ダン」制作委員会

 

2017年3月に公開される広瀬すず主演の映画「チア☆ダン~女子高生がチアダンスで全米制覇しちゃったホントの話~」は、実話にもとづくドリームストーリー。

どんな実話かというと、チアリーディング経験ゼロの福井県の女子高生が、始めてわずか3年で、全米チアダンス選手権大会で優勝しちゃうという、ウソのようなホントのお話。

素人丸出しチアリーディング部が全米制覇するまでのこのストーリーを知るにつれ、筆者は弱小高校ラグビー部が全国制覇(花園優勝)を成し遂げるまでの青春ドラマ「スクールウォーズ」と重なる部分がかなりあると感じました。

筆者の気づきや分析をあなたにもシェアさせてもらえればと。

スポンサードリンク

運命を変えた先生の赴任

ドリームストーリーの立役者は、福井県の高校教師である五十嵐裕子先生です。

2004年3月、五十嵐先生(当時は福井県立農業高校の体育教師)はテレビで、神奈川県立厚木高校のチアリーダー部が全米チアダンス選手権で優勝したときの映像を観ます。

これが全ての始まりです。

2004年4月、五十嵐先生は、福井県立福井商業高校へ赴任します。

五十嵐先生自身は、少林寺拳法の経験者ではありますが、チアダンスは全くの素人です。おまけに、当時の福井商業高校には、チアリーダー部はなく、五十嵐先生はバトン部の顧問に就任します。

青春ドラマ「スクールウォーズ」では、ラグビー元日本代表の名フランカーだった滝沢賢治が、県下一のワルが集まる川浜高校へ赴任するところから、物語が大きく展開していくのでしたよね。

周囲からの反発と諦めない心

 

福井商業高校と言えば、全国でも有数の高校野球の強豪校。五十嵐先生が顧問となったバトン部は、50年の歴史を持ち、甲子園での応援を担っていました。

しかし、五十嵐先生の頭の中には、厚木高校が全米チアダンス選手権を制覇したことが強く頭に残っており、「チアダンスをやってみたい!」という熱い思いを持ち続けていました。

その情熱だけを原動力に、「バトン部をチアリーダー部にしたい」と提案しますが、バトン部の部員やOG、更には校長先生にまで反対されます。

そして、50人以上いたバトン部の部員は、次々に退部して9人にまで減ってしまいます。

普通ならここで諦めてしまいますが、五十嵐先生はあきらめなかったのです。

福井商業高校に赴任してから2年後の2006年4月、ついにバトン部は、チアリーダー部「JETS(ジェッツ)」へと生まれ変わり、その後の快進撃へとつながるのです。

「スクールウォーズ」で川浜高校に赴任した滝沢先生も、当初はラグビー部の上級生たちによる反抗や不良たちの嫌がらせに遭いましたよね。滝沢先生も五十嵐先生と同様に心が折れることなく、心ある一部の部員や教師、そして周りの人たちを少しずつ巻き込んでいったことが、その後の快進撃に繋がりました。

毎朝校門に立って一人で挨拶を続けていた滝沢先生を見て、他の先生や生徒たちも校門に立ち挨拶をするようになったシーンには、目頭がウルッときましたよね。

スポンサードリンク

夢や希望を抱かせる指導方法

テクニカル(技術)面の指導方法

さて、チアダンスがド素人の五十嵐先生が、全米選手権にどのように指導していったか気になりませんか。五十嵐先生は、技術的な指導をなんと全米チアダンス選手権で厚木高校を優勝に導いた前田千代氏にお願いしたのです。

技術面を直接指導してもらえるのは、月に1回程度。

後は、その月1回の練習をビデオに撮り、繰り返し視ては練習、視ては練習を続けけたそうです。下手すると練習が単調となり、グテグデになりがちです。しかし、「フロリダに行こう!」と何度も仲間で励まし合い、「諦めない」姿勢を継続することができました。

(五十嵐裕子先生式)メンタル面の指導方法

一方の五十嵐先生はというと、メンタル面の指導を担います。

五十嵐先生のユニークな指導方法の内、2つをご紹介します。

1)「夢ノート」をチアリーダー部の部員に書かせること

人は大きくなるにつれ、夢や希望、そして考えのどこかに自分で勝手に制約を付けてしまいがちです。
(特に大人になると)

フツーで考えたら、「いくらなんでも、素人集団が全米のチアダンス選手権で優勝するなんてまずムリでしょ!」っとなりますよね。

五十嵐先生は、そのメンタルブロックを取り外すことに注力しました。

「制約条件なしに、自分は本当はどうなりたいのか。」と問いかけ、部員たちに妄想させ、イメージを膨らませることを促し、それをノートに書き落とさせるのです。

2)おでこを出すこと(見せること)

冒頭に観てもらった予告編でも、広瀬すずが演じるヒロイン友永ひかりが、天野祐希演じる顧問の女教師早乙女薫子に、「前髪(上げなさい)」と注意されていましたね。

この意図するところは、おでこを見せることで、
自分の殻を破って自信をもたせる効果があるのだとか。

「スクールウォーズ」の滝沢先生は、ラグビーを通じて荒廃した高校生たちを更生させようと奮闘する熱血教師です。今のご時世ならより大変なことになりますが、生徒に手を挙げることもあります。その一方で、涙もろい人間味溢れる先生像でしたね。「信は力なり」というのも重要なキーワードでした。

五十嵐先生の様に夢ノートはなかったと思いますが、赴任当初にワルから更生しかけた巨漢の内田勝に漢字練習をさせていましたね。「花」をノートいっぱい書いてました。懐かし~・・・ってよく我ながらよく覚えてますねw。

福井商業高校チアリーダー部「JETS(ジェッツ)」、いざ大舞台へ

 

2009年、福井商業高校チアリーダー部「JETS(ジェッツ)」は、全米選手権のインターナショナル・チームパフォーマンス部門で優勝を成し遂げます。創部してわずか3年です。

まさにドリームストーリーですね。

映画チア☆ダンでは、主演の広瀬すず・助演の中条あやみとかが抱き合って優勝の喜びを分かち合うシーンが目に浮かびます。きっとこのシーンがラストシーンですかね。

これがフィクションで考えられたものと、実話にもとづいたものであれば、映画を観る側としても感動の度合いが異なるというものです。

「スクールウォーズ」は、校内暴力、生徒の非行・暴徒化で荒廃しきった高校が、僅か7年で全国制覇を成し遂げるという実話にもとづいた感動のストーリーです。

1980年、全国高校ラグビーで伏見工業高校が大阪工業大学高校を下し、全国制覇を成し遂げます。伏見工業を監督として優勝に導いたのは、滝沢先生のモデルとなった山口良治先生。そして、選手としてチームをけん引したのは、平山誠のモデルとなった平尾誠二氏でした。平尾氏は、その後も選手・監督・協会理事として大活躍し、筆者を含め多くの人を魅了してくれました。そして今年、残念ながらこの世を去ってしまいました。

映画の公開は2017年3月。カレンダーをチェックしておきましょうね。

関連記事:

初月無料でテレビや動画を無制限で観る裏技とは?

スポンサードリンク

-ドラマ・映画