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学資保険は必要?返戻率で選ばない理由と検討すべき唯一のタイプ

子育て中のあなたは、学資保険・子ども保険に入っていますか(入る予定ですか)。

教育資金を積み立てるために、子どもが小さいうちに加入した方(検討中の方)も方も多いと思います。

今回は、子育て中の親であり、FP1級・証券アナリストである筆者が、あなただけに本当のことをお伝えします。

したり顔で“中立的”なアドバイスを謳うFP(ファイナンシャルプランナー)にはご用心

まず、世の中には、“中立的な”アドバイスを謳うFP(ファイナンシャルプランナー)がいます。例えば、ショッピングモールなどにある来店型の保険ショップにいるFPです。

しかし、これには注意が必要です。大半のFPは、あなたに保険を販売(セールス)することで、保険会社から手数料を得ています。その時点で既に、“中立”ではありません。

マネー誌などに執筆しているFPもいます。では、「そのFPのアドバイスであれば信用できるか」といえば、そうとも限りません。これも誰がその雑誌の広告主(スポンサー)なのかによります。

そのFPが手にする原稿料の出どころは、大手保険会社だったりします。その会社がスポンサーになっている雑誌で、その会社が販売する保険商品を酷評することはまずあり得ませんから。

要するに、目の前にいるFP・保険の専門家・アドバイザーが、一体誰からお金をもらっているかをまず考える必要があります。

 

学資保険(こども保険)の仕組みとメリット

学資保険は将来の学費の計画的に積立する商品です。保険料を定期的に支払っていくと、子どもが一定の年齢になった時に、祝い金・満期金などの名目で給付金が受け取れる仕組みです。

契約者(主に親)に万が一があった場合は、以降の保険料の支払いが免除されるケースが多いです。また、子どもが入院したときに給付金が受け取れる医療保険が特約で付いているものもあります。

 

学資保険(こども保険)のメリット

この保険に加入する主なメリットは何でしょうか。

以下の3点が言われます。(世間一般的には)

  • 貯蓄性がある
  • 親に万が一の時、以降の保険料の支払いが免除
  • 将来必要な資金を“強制的に”積み立てられる

貯蓄性がある

学資保険(こども保険)を検討するとき、契約する親が一番気になるのは、貯蓄性でしょう。

支払った保険料が、将来いくらになって戻ってくるのか、ということがあなたの最大に関心事ではないでしょうか。

つまり、将来の受取額÷支払保険料総額で計算される“返戻率”が高い商品=いい商品という考えです。

保険のセールスもそれを理解しているので、返礼率が高い商品をおすすめしてきます。

 

親に万が一の時、以降の保険料の支払いは免除

もし、契約して間もなく、あなた(契約者本人)が死亡した場合、どんなことが想定されるでしょうか。一家を支える働き手を失うわけですから、何も手当をしていなければ、厳しい現実が待っています。

でも学資保険(こども保険)加入しておけば、以降の保険料の支払いは免除されます。残された子どもは、大学入学時など一定の年齢になると、祝い金・満期金を受取ることができます。

これこそ、保険が持つ機能ですね。

この保障を得るためには、当然に保険料がかかります。この部分の保険料は、貯蓄性はなく、掛け捨てです。ただ(無料)ではありません。

でも、学資保険(こども保険)に加入する時点では、契約者である自分(あなた=親)が満期までに死ぬとはまず考えないでしょうから、この部分への意識は向けられないのでしょう。

貯蓄性が高く、保障機能がそれほど充実していなければ、掛け捨て部分の保険料は低くなり、結果として、将来受取れる金額は、トータルの支払保険料を上回ります。

つまり、返戻率は100%以上となり、人気商品となり得ます。

逆に、保障機能が充実すれば、掛け捨て部分の保険料が高くなり、結果として、将来受取れる金額は、トータルの支払保険料を下回ります。

つまり、返戻率が100%を下回り、あまり選好されなくなります。元本割れすると感じるからですね。

ただ、元本割れしてしまったということは、それだけ保障が充実していたことの裏返しでもあるのです。

 

将来必要な資金を“強制的に”積み立てられる

これは言わずもがなですね。

学資保険(こども保険)に加入したら、定期的に口座から保険料が引き落とされます。手元にお金があったら、すぐに使ってしまうような人にとってはおすすめですかね。

 

で結局、学資保険(こども保険)は必要?検討すべきは、「自分で〇〇〇〇ない人」だけ!?

結論を先に言ってしまうと、筆者は学資保険(こども保険)に加入する必要性は感じていません。

そもそも、「保険」と名前が付いたものに、貯蓄性(返戻率が高いかどうか)を期待してはいけないのです。「保険」と「貯蓄/資産を増やす運用」は分けて考えるべきです。

販売する側は「返戻率」がどうこうと力説してきますが、それは表面的な話です。「金銭の時間的価値」は全く考慮されていません。筆者の実感としては、「保険の専門家」と言われる人たちは、金銭の時間的価値(現在価値)をほとんど理解していません。

保険の機能以外の貯蓄性/返戻率を期待して、保険会社や代理店に割高な手数料を支払う必要などないのです。

加入を検討してもいいのは、「保険の機能に必要性を感じる人」「口座引落しで強制的に積み立ててもらいたい人」だけですね。

保険の機能に必要性を感じる人も、割安な掛け捨ての定期保険に入っておけば事足りる話です。シンプルが一番です。

なので、実質上「自分じゃ貯められない人」だけが、検討すべき商品です。

以下のデメリットを考えると、現在の環境下ではバカバカしくて加入なんかしてられません。

学資保険(こども保険)のデメリット

 

学資保険(こども保険)のデメリットは何でしょうか。

結論から言ってしまうと、最たるデメリットは、利回りが固定されてしまうことです。

かつてのような高金利の時代であれば、利回りが固定化されることは、好ましいことではありましたが、現在はご存じの通り低金利の環境。

銀行に預金してもスズメの涙ほどの金利しかつきません。当然利回りも低くなります。

景気が上向けば、経済活動が活発となり、それに合わせて世の中の金利も上昇して行きます。よい金利の上昇ですね。

そうすると、時間差を伴って預金金利も上昇して行くことになります。

お金を運用している側からすると、名目の金利は上昇していくので、運用利回りが向上していくことになります。

ところが、学資保険(子ども保険)は、加入時の利回りが固定化されています。

だから、将来金利が上昇しても、学資保険(こども保険)に加入時の利回りは、ずっと固定されてしまいます。

資金を運用する立場で考えると、世の中の金利が高くなっていくのに、その恩恵を受けられない状態。つまり、「損」している状態になります。

  • 現在の市中金利は高いが、今後低くなると見込まれるときは、「運用は固定」を、「借入は変動」を
  • 現在の市中金利は低いが、今後高くなると見込まれるときは、「運用は変動」を、「借入は固定」を

というのが定石です。

現在は、低金利の環境下ですよね。

・今後更に一段と金利が低下するでしょうか。
・金利が低下する余地はあとどれくらいあるでしょうか。
・今後金利が上がる可能性と更に下がる可能性はどちらが高いでしょうか。

将来のことはケセラセラで誰にも分かりませんが、現時点から金利が更に低下する余地は限られていると考える方が自然な気がします。

周りを見渡すと、この低金利の環境下で、「運用は固定」にして、住宅ローンなどの「借入は変動」にしている方がなんと多いことか。

先ほど挙げた定石とは、全く逆の行動をしているわけです。なんだかなぁ・・・(笑)

ちなみに、利回りが高く返戻率が最高レベル、かつ保障内容も最高レベルなんて商品は、世の中にはありません。

「ありますよ~」とあなたに囁く人がいた場合は、「安心してください。はいてますよ詐欺ですよ。」

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